越谷市 I様邸 ハイブリッド工法事例
「張る」と「塗る」でデザイン性にも優れた揺れに強い住まいに
「張る」と「塗る」でデザイン性にも優れた揺れに強い住まいに
「築22年がたち外壁のヒビ割れが気になってきたので、最適な提案をしてほしいです。」とご依頼いただきました。
塗装では劣化を根本的に解消できなかった2階と3階部分は、カバー工法で改修することで今後の揺れにも耐えれる耐久性を確保。
ヒビ割れ部分はカバー工法で施工しつつ、アクセントとして左官仕上げを行ったことで、耐久性が向上しただけでなくデザイン性にも優れた仕上がりになりました。
お客様からのご要望
築22年が経ち、外壁のヒビ割れなどの劣化が気になっていました。
他社では塗り替えを提案されたのですが、もっと最適な施工法があれば提案していただきたいです。
ナガモチ工房からのご提案
お住まい全体のメンテナンスをご依頼いただきました。
事前にお住まいの状態を診断したところ、混構造による揺れの影響で多くのヒビ割れが発生していた2階と3階部分は、塗装では劣化を根本的に解消できないため、塗装とカバー工法を合わせたハイブリッド工法をご提案させていただきました。
面ごとに「張る」と「塗る」で工法を分けたことで、機能性だけでなくデザイン面やコスト面でも優れた、長い目で見て安心できる住まいになりました。
| 地域 | 越谷市 |
|---|---|
| 建物種別 | 戸建て |
| 施工箇所 | 外壁・屋根・付帯部・バルコニー・シーリング |
| 施工内容 |
外壁塗装 外壁一部カバー工法 屋根塗装 付帯部塗装 バルコニー防水 シーリング打ち替え |
| 工期 | 約8週間 |
| 築年数 | 築22年 |
| 使用商材・建材 |
【外壁塗料】 日本ペイント／プレミアムシリコン アイカ工業／ジョリパッド 【外壁カバー材】 旭トステム／スパンサイディングS 【屋根塗料】 日本ペイント／クールタイトSi（色：ライトグレー） 【付帯部塗料】 日本ペイント／1液ファインシリコンセラUV |
施工後
ジョリパッドを使用し左官仕上げを行った玄関まわりは温かく優しい風合いに仕上がりました。
カバー工法と塗装・左官仕上げの絶妙なバランスにより、機能性だけでなくデザイン面やコスト面でも優れた住まいに。
施工方法
カバー工法施工箇所
塗装施工箇所
ジョリパッド施工箇所
事前にお住まいの状態を診断したところ、混構造による揺れの影響で2階と3階部分には多くのヒビ割れが発生していました。
塗装でヒビ割れを改修することが難しいので、お打ち合わせでは2階と3階部分（1枚目オレンジ部分）を外壁カバー工法、その他のヒビ割れが発生していない部分を塗装（2枚目グリーン部分）または左官仕上げ（3枚目イエロー部分）で施工する、「ハイブリッド工法」をご提案させていただきました。
カラーシミュレーション
パターンA【側面】
外壁材：メタリックグレー
パターンA【正面】
外壁材：メタリックグレー
パターンB【側面】
外壁材：ネイビー
パターンB【正面】
外壁材：ネイビー
施工前にカラーシミュレーションを行います。
施工後のイメージが湧くように角度が違うお写真も使用しながら、お住まい全体のバランスを考え塗装と左官仕上げの配分などを細かく決めていきます。
施工前
施工前のお写真です。
1階と2階は鉄骨造・3階は木造の混構造のため、構造的要因で2階と3階部分は揺れによる影響を大きく受け、ヒビ割れが多数発生していました。
施工中
足場組立・高圧洗浄
安全かつ安定した作業スペースを確保し、作業の安全性を確保するためにまずは足場を組み立てます。
その後、コケやカビ、藻などの汚れや古い塗料を取り除くために高圧洗浄を行います。塗料本来の効果を発揮させ塗装後の美しさを長持ちさせるためにも、高圧洗浄は欠かせない重要な作業です。
ハイブリッド工法「塗る」：外壁塗装
下塗り
中塗り
上塗り
塗装完了
下塗りを塗布後、中塗り・上塗りと塗り重ね、3回塗りを行います。3回塗りをすることで塗料の機能を最大限発揮することができ、雨や紫外線に耐えられる丈夫な塗膜に仕上がります。
上塗りに使用したプレミアムシリコンは超耐候形特殊ハイブリッドシリコン樹脂を採用しており、長期間にわたり住まいの美観を維持します。
ハイブリッド工法「張る」：外壁カバー工法
胴縁留め付け
見切り金物設置
外壁材留め付け
中間水切りの納まり
サッシまわり補修
外壁材留め付け
ヒビ割れがひどく塗装では補修できない2階と3階の外壁は、外壁カバー工法にて施工していきます。
胴縁を留め付け通気を確保し、見切縁などの役物を取り付けから、端から順に縦張りで鋼板サイディングを留め付けていきます。サッシまわりは補修を行ってから鋼板サイディングを留め付け、施工完了です。
屋根塗装
ケレン
下塗り
中塗り
上塗り
合板貼り付け
笠木新設
屋根はケレンで古い塗膜や汚れなどを落とし、下地を調整してから外壁同様に3回塗りを行います。笠木は合板を張り付けて新設いたしました。
クールタイトSiは放射熱エネルギーの強い近赤外領域を反射し、優れた遮熱性能を実現します。
バルコニー塗装
合板増し張り
ライニング
中塗り
上塗り
バルコニーは塗膜の劣化が著しかったため、防水下地から補修を行うために合板を増し張りしてから防水塗装を行いました。
下地からしっかりと作り直し、3回塗りを行うことでバルコニー本来の防水機能が蘇り、耐水性・耐久性を高めることができます。
施工後
スタイリッシュな建物の形にネイビーのサイディングがマッチし、洗練された仕上がりに。
ネイビーの外壁と青空・植林のコントラストが美しいです。
