川口市 S様邸 ハイブリッド工法事例
塗装とカバー工法のハイブリッド工法で安心できる耐久性を
塗装とカバー工法のハイブリッド工法で安心できる耐久性を
「築20年が経ち外壁サイディングの劣化が気になってきたので、予算の範囲内で塗り替えを行いたいです。」とご依頼いただきました。
塗装では劣化を根本的に解消できなかった建物正面のサイディングと南側の屋根は、部分的なカバー工法を行うことで耐久性も復活。
住まいの診断を行ったうえで、劣化状況にあわせて面ごとに「張る」と「塗る」で工法を分けるハイブリッド工法にて施工を行ったことで、これからもずっと安心してお過ごしいただける住まいになりました。
お客様からのご要望
築20年がたち、外壁サイディングの浮きや反り、割れなどの劣化が気になっていました。
現在の住まいの状態を診断したうえで、予算の範囲内で塗り替えを行いたいです。
ナガモチ工房からのご提案
お住まい全体の塗り替えをご依頼いただきました。
事前にお住まいの状態を診断したところ、西日の影響を強く受ける建物正面のサイディングと踏み割れがおこるほど劣化が進んでいた南側の屋根は、塗装では劣化を根本的に解消できないため、塗装とカバー工法を合わせたハイブリッド工法をご提案させていただきました。
劣化状況にあわせて適切な施工を行ったことで、これからもずっと安心してお過ごしいただける住まいになりました。
地域 | 川口市 |
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建物種別 | 戸建て |
施工箇所 | 外壁・屋根・付帯部・バルコニー |
施工内容 |
外壁塗装 外壁一部カバー工法 屋根塗装 屋根一部カバー工法 付帯部塗装 バルコニートップコート塗装 |
工期 | 約6週間 |
築年数 | 築20年 |
使用商材・建材 |
【外壁塗料】 日本ペイント/パーフェクトトップ(色:N-85※5分艶・65-50B※艶有り) 【外壁カバー材】 ニチハ/CS型センタースパンU(色:メタリックグレー) 【屋根塗料】 日本ペイント/ファインパーフェクトベスト(色:ライトグレー) 【屋根カバー材】 ニチハ/横暖ルーフαS(色:ギングロ) 【付帯部塗料】 日本ペイント/1液ファインシリコンセラUV(色:ブラック) 【バルコニー防水塗料】 日特/タフシールトップ(色:グレー) |
施工後
スタイリッシュな金属サイディングが建物の形にマッチし、洗練された仕上がりになりました。面ごとに「張る」と「塗る」で工法を分けたことで、長い目で見て安心できる住まいに。
劣化していた南側の屋根もガルバリウム鋼板でカバーしたので安心してお過ごしいただけます。北側の屋根は屋根材と色味を合わせて塗装したことで、統一感のある仕上がりになりました。
施工方法
事前にお住まいの状態を診断したところ、西側に面する建物正面は西日の影響を強く受けてサイディングが反ってしまい、他面よりも劣化が進行していました。
建物の形に凹凸があるため、お打ち合わせでは劣化が進行していた建物正面の一部(1枚目オレンジ部分)を外壁カバー工法、その他の部分(2枚目グリーン部分)を塗装で施工する、「ハイブリッド工法」をご提案させていただきました。
来店風景
軒天の色をブラックにするかホワイトにするかでも印象が全く変わるため、ご納得いただけるまでとことんシミュレーションを行います。
爽やかですね、とお気に入りいただいたメタリックグレーとホワイトのツートンカラーで決定いたしました。
カラーシミュレーション
施工前
施工前のお写真です。
外壁は建物正面のサイディングの反りだけでなく、経年劣化によるサイディングの割れやシーリングの破断が見受けられました。
屋根も紫外線・雨風などによる影響で色褪せ、付帯部にはサビが発生していました。
施工中
シーリング打ち替え
シーリング打ち替えは、外壁材のつなぎ目や外壁とサッシの隙間などの動きの多い目地に防水性や気密性などを確保するために行います。
シーリング打ち替えを行うことによって、建物の隙間からの雨水の浸入を防ぎ、目地の動きに合わせて伸び縮みをするため、建物を漏水などから守ることができます。
ハイブリッド工法「塗る」:外壁塗装
シーリングで外壁の割れや欠けを補修してから外壁の塗装を行います。
まず下塗りを行い、下塗りで埋まりきらなかったヘアークラックを補修します。ヘアークラックを放置すると雨水が入り込み雨漏りに繋がる可能性もあるため、適切な補修を行うことが大切です。
中塗りと上塗りは、ラジカル制御技術によりシリコングレードを超える非常に優れた耐久性を備えたパーフェクトトップにて塗装しました。
ハイブリッド工法「張る」:外壁カバー工法
サイディングが反り塗装では補修できない建物正面の外壁は、外壁カバー工法にて施工していきます。
胴縁を留め付け通気を確保し、見切縁などの役物を取り付けから、縦張りで良いところで見切りながら金属サイディングを留め付けていきます。
ジョイント材とコーナー材を取り付け、最後に見切縁と窓の隙間にシーリング処理を施して施工完了です。
ハイブリッド工法「塗る」:屋根塗装
北側の屋根は比較的状態が良く、塗装で機能性の改善が見込まれたため塗装にて施工していきます。
棟板金と雪止めはケレンで下地を調整してからサビ止めを塗布します。錆止め塗料を塗布することで、酸素や水と接触しない強い皮膜を形成することができます。
屋根はラジカル制御技術により非常に優れた耐候性を備え、強靭な塗膜を形成するファインパーフェクトベストにて塗装しました。
ハイブリッド工法「張る」:屋根カバー工法
南側の屋根は紫外線の影響で踏み割れがおこるほど劣化が進んでいたので、屋根カバー工法にて施工していきます。
既存の板金・雪止めを撤去し軒先水切りを留め付け、屋根内部や室内へ雨水が入らないように上からルーフィングを張ってから、ケラバ水切りなどの役物を取り付けます。
下から順に屋根材を葺いて雨押さえを取り付け、最後に雨押さえと外壁の取り合いにシーリング処理を施して施工完了です。
バルコニー塗装
まずは既存のトップコートをはがすためにサンダーを使って表面を研磨します。
バルコニーは元々の防水処理に油分や汚れが残っていると新しい防水層が下地と密着しないのでアセトンでふき取りを行います。下地調整をして塗りムラなく丁寧に仕上げることで、耐水性・耐久性を高めることができます。
付帯部塗装(鉄部)
板金部や留め具などの鉄部はケレンで下地を調整してからサビ止めを塗布します。シャターBOXは塗装せず、メタルキングでコーティングしました。
付帯部も屋根や外壁と同様に紫外線や雨・風などで日々劣化していきます。部位ごとに適切な施工を行うことが住まいの寿命を延ばすことに繋がります。
付帯部塗装(軒天・基礎・水切り)
雨水の吹き込む軒天は、耐水性や耐アルカリ性に優れシックな仕上がり感が住まいを美しく彩るサニービルドEXで、地面の湿気から住まいを守っている基礎部分は、下地からの水蒸気を排出する透湿性により床下の湿気を屋外に排出する基礎用Pで塗装しました。