川口市 ベランダ床からの雨漏り(;´Д`)腐食部解体~合板張り~FRP防水施工でしっかり止水‼
ベランダの下にあたる和室に雨漏りしているのでなんとかして欲しい(+o+)とご用命いただきました! ベランダを確認すると、ドレン(排水口)の周りの下地はがブカブカと浮いている状態で、この辺りからの雨水の侵入が相当あり1階への雨漏りの原因になっていることは明らかでした。 しかし、その場で直せるような簡易的なものではなく、開けて見なくちゃ分からない外科的処置が必要でした(´゚д゚`) 【施工計画】 ①室外機の脱着(電気工事) ②腐食部の解体、下地補強、合板増し張り(木工事) ③FRP防水施工(防水工事) ④水切り廻りシール(シーリング工事) お施主様の日程、④工程の各種職人の日程を合わせ、なおかつ2~3日間の晴れ間が必須です( ゚Д゚)‼ 工事日までは一旦ルーフィング(防水紙)での応急処置で止水し、日程を調整しました。 天候に左右され日程調整にはかなり四苦八苦しましたが、お施主様のご理解もあり無事工事が完了! 解体することで原因も分かったので適した処置を行い、これで安心。おうちずーっとナガモチです。 |
施工データ
ベランダFRP防水 |
室外機脱着 既存下地解体 解体部補強 合板増し張り FRP防水2PLY工法 水切り廻りシーリング |
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合板(24㎜厚/9㎜厚) 塩ビ製ドレン ガラスマット FRP専用トップコート オートンイクシード ストレーナー |
令和5年2月~3日間 |
ベランダFRP防水 | 床が浮いていたドレン廻り | 応急処置後 |
まずは、ベランダにある室外機を取り外します。 | ブカブカになっていたドレン廻りの防水層を解体します。 FRP防水層の下の床が腐食しているのが分かりますね。 |
床を支える梁にまで腐食が進んでいるのが分かります。 |
そして、撤去した「ステンレス製のドレン」 雨漏りの原因はこれだーーーー!!(; ・`д・´) FRPの防水層は基本金属にくっつかない為、経年とともに浮きや割れが進み、隙間から雨水が浸入していたものと思われます。 |
木下地を補強します。 | 開口した床を合板で閉じます。 |
床梁が腐食していたので、24㎜厚の分厚い合板を増し張りします。 | さらに、その上から9㎜厚の合板を重ね張りします。 この時、合板のつなぎ目はズラし、ドレン廻りは水貯め部分として切欠きます。 |
立上りにも合板を増し張りします。 |
入隅と出隅に面木をとりつけます。 これは防水層の挙動の負荷での割れを防ぎます。 |
合板により閉じていた排水の穴を開けます。 | そこに新規ドレンを取り付けます。 FRP防水との密着とも愛想の良い「塩ビ製のドレン」です! |
合板にプライマーを塗布しました。 | 立ち上がりにガラスマットを敷き詰めます。 | 平場にもガラスマットを敷き詰めます。 新規の合板の上なので、2層(2枚敷き)します。 |
ポリエステル樹脂で固めていきます。 | 転圧して脱泡・圧着させます。 | トップコートを塗装します。 |
防水工事完了です。 | ブカブカになっていたドレン廻りもキレイに収まっていますね('◇')ゞ |
同時進行で進んでいたドレンの外側(バルコニー袖壁部分)の改修です。 升を取り外し、既存のドレンを撤去した状態です。 |
合板でふさがりました。 | 排水の穴を開けた部分から取り付けた塩ビ製ドレンの配管がでてきます。 |
長さをカットして調整し、隙間をシーリング処理します。 | シーリングによる止水処理完了です。 | 排樋の升を取り付けます。 |
ドレンの外側(バルコニー袖壁部分)の改修完了です。 | ドレンにゴミの侵入を防止するストレーナーを取り付けます。 | 最後に水切り下をシーリング処理していきます。 |
プライマーを塗布します。 | シーリングを充填します。 このサッシの下と防水層の取り合いからの雨漏りも結構あるんですよー(+o+) |
養生を撤去し、シーリング処理完了です。 |
室外機を戻して、全行程完了です!! |