ベランダの床から1階に大量の雨漏り！？

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ベランダの床から1階に大量の雨漏り！？

防水工事について
雨漏りについて

ベランダの床から1階に大量の雨漏り！？

【現地調査】
川口市にお住いのお施主様から雨漏りが酷く、何とかしてほしいとの連絡を頂きました。
コチラがその状況
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うーむ。
ドレン（排水口）廻りの下地合板がブカブカに浮いていて
その辺りから明らかに雨水が侵入している様子がみてとれ、
真下の1階の和室に相当な雨水が流れ込んでいました。。。

その場で簡単に直せるような状況ではなく、外科的な措置をする必要がありました。(-_-)！
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【施工計画】
①室外機脱着（電気工事）
②下地補修、合板まし張り（木工事）
③FRP防水施工（防水工事）
④水切り廻りシール（シーリング工事）
と４つの工種が必要で、かつ最低2日間は晴れ間が必要となるため、
今回は応急処置をして、あたらめて日程調整をする運びとなりました。(-ω-)/

一先ず屋根材の下に敷くルーフィング（防水紙）を転用！
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お施主様の日程と、それぞれの工種の職人さんの日程を合わせて、、、、さらに2日間の晴れ間、、

これを合わせるのがかなり大変、、、、
作業予定は合っても雨、、
晴れ間が続いても作業日程が合わず、、、、

四苦八苦しながら遂に！
皆さんの予定と、晴れ予報が合致！
後は雨が降らないことを祈るのみ、、、(-_-)！晴れた！！

いよいよ工事着工です。(-ω-)/

【1日目】
まずは、一番の元凶である、ドレンを外します。
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結構下地が腐食しています。。。
2階の床から延びてる梁が見えますが、かなりグズグズな状態。。泣
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これこれ！「ステンレス製のドレン」
コイツが元凶です！

施されているFRP防水は基本、金属にはくっつかない為、防水層とステンレスとの間に層間剝離がおこり、
長い年月を経てさらに浮きや割れがすすみ、次第に雨水が浸水していったものと考えられます。(-。-)y-゜゜゜
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さぁ、気を取り直して、床板の下地を造ります。
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合板で塞ぎ
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床梁が腐食していた為、24mm厚の分厚い合板を増し張りします。
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更に９ｍｍの合板を継ぎ目をずらして増し張りし、ドレン廻りを切り欠くことで水溜め（赤線部）を造ります。
（赤の点線はドレンの穴をあける部分）
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立上りも合板増し張りを行います。OK！
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木工事はこれで完成！
明日は防水工事！　万が一のにわか雨に備えて、ビニールで合板を養生します。
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【2日目】
防水工事に先立ち、入隅部に△の形をした面木を取り付けます。
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面木を取り付けました。
これで入隅、出隅部の防水層の挙動による割れを防ぎます。(-_-)
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こちらは新しく取り付けるドレン！塩ビ製です。
塩ビとFRPがとても相性が良いので、今後は浮いたりしませんよ～
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コア穴をあけて
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塩ビ製ドレンを取り付けます。
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続いて、FRP防水施工
ガラスマットを立ち上がりに敷き詰めます。
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平場も同様にガラスマットを敷き詰めていきます。
新規合板の上なので、2層（2枚敷き）となります。
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ポリエステル樹脂で固めて、丁寧に脱泡作業を行います。
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これで防水層は完成！
この日は天気が良く気温も高かったため、１Hくらいで乾燥しました。
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乾燥したら、間髪入れずにトップコートを塗布します。
※豆知識
FRPの防水層を造ったら、できればその日中に、空けても２，３日中にはトップコートを行った方がいいです。
後々トップコートの層間剝離が起こる可能性が高まります。
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防水工事完了
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ドレンの納まりもいい感じ♪
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続いて「ドレンの外側の処理」です。
こちらはは1日目、2日目と同時進行していました。

既存ドレン状況
ステンレス製
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木工事の時にドレンを引っこ抜いた状況
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防水施工のコア抜き前に、空洞部に裏板を取り付けます。
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コア抜き状況
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でーんっと塩ビ管が飛び出してきました( ´∀｀ )
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適切な長さにカットして、
塩ビ管の廻りをシール処理します。
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止水処理完了
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後は、雨樋の升を取り付けて完了
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【3日目】
水切り廻りシール工事

まずは材料搬入　オートンイクシード
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水切りの裏側に当たります、矢印の場所
こちらを覗き込みながらの作業となります。汗
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プライマー塗布
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体勢が、、、、、つらそう、、
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シーリングもしっかりと行いました。OK
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【施工後】
完了～( ｀ー´)ノ
ドレンにストレーナー（ゴミ侵入防止）をとりつけて
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室外機を元の場所に設置
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いやー
中々大変な工事でした～
私としても無事に終わりホッとしました。
とにかく3日間天気が晴れてくれてよかった！しかも風もなく快晴でした！！

これで安心！
ずーっとナガモチできますね！
お施主様も大変、関心・感謝してくださり、とてもやりがいのある現場となりました。('ω')ノ

最後に、埼玉県川口市のA様