鉄骨支柱が腐食して倒壊寸前?( ゚Д゚)
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鉄骨支柱が腐食して倒壊寸前?
築30年。
キッカケは外壁塗装の問い合わせでした。('ω')ノ
【現地調査】
調査で真っ先に気になったのはココ!
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玄関前の幕板ですね~( ゚Д゚)
外壁の所々が浮いていて、触るとカサカサーカサカサーっと、、、、(キテマスね、、)
天井には鉄柱廻りにシミや亀裂が、、、(大事な柱が、、なんだか物騒ですね~)
まだ現調の段階なので、どこまで劣化しているかは剥がしてみないと確認できないため、
ある程度の修理を想定して、一先ず概算見積もりとしました。
【工事着工】
足場架設
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さーて、問題の外壁を剥がしてみましょう~!
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ワーオ( ゚Д゚) これはキケンですね!!
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すでに柱の役目を果たしていない。。途中で切れてるじゃ~ありませんか~
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このお宅のバルコニーは後付けの鉄骨バルコニーなのですが、青く囲ったメインバルコニーと該当箇所である緑で囲ったバルコニーは基本別物となっており、唯一赤丸部分の継手でボルト接合されているだけなので、緑色に掛かる荷重は①と②の柱で担っている状態です。
(説明がわかりづらくて申し訳ありません。ニュアンスでご理解ください。)笑
なので、②の柱が意味をなしていない状態の中、倒れないのが不思議な状態です。
恐らく端っこで目立った荷重がかかってないからと推測しますが、大地震がきたら、、、想像するだけで恐ろしいです。( ゚Д゚)
さーて、どうやって直そうか、、、
大工さんと協議、、、
試行錯誤の結果、材木で4方から挟み込み、鉄柱を材木と共に一体化させる案にしました!( `ー´)ノ
名付けて「NNハイブリッド工法」(-ω-)/
材木はコスパを考えツーバイ材を採用!
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材木には防腐剤の塗布を忘れずに。
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よーしOK!これで大分しっかりしましたよ~('ω')ノ
腐食していた天井下地も組み直しました!
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続いて外壁下地に透湿防水シートを張り付けます。
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劣化した天井を部分補修し、
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天井全体にケイカル板(厚み5.5)を増し張りします。
電気はダウンライトに交換するので、既存の器具を外してそのまま塞ぎました!
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天井の次は外壁です!
コチラも熱や水に強いケイカル板を。
外壁なのでやや厚めの12.5mmを採用。
ここまでくれば安心です。あとは天井を塗装して、外壁に何を塗るか、、、、
デザイン性や透湿性を考え「ジョリパッド」仕上げを提案しました。
パターンは校倉仕上げ(くし引き)とし、お客さんの要望で縦引きに決定!('ω')ノ
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完成!!
玄関廻りが一新!
ビフォー
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アフター
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(ジョリパッド部が施工後すぐの写真なので、乾燥前でムラに見えますが、乾くとマットに仕上がります。)
玄関廻りだけでなく、外壁の塗装、加えて玄関ドアはLIXILリシェントに交換。最後は天井にダウンライトを取り付けて完成!!
どうですか~?いい感じですよね♪
なんといっても鉄骨の柱!材木でガッチリ守られていて安心♪
いやー苦労したかいがありました!!
新築と違って、リフォームは施工図面がないので、
今ある状況下で最善な選択を模索する必要があります。
もちろん今回のお客さんには劣化の原因と解決法を説明し、納得してもらった上で工事をさせて頂きました。
そして、あくまで対処療法(工法)であることに加え、現状を活かしたリフォームであるため、
保証云々はできないこともご理解頂きました。
その上で、
何かあったら声かけてくださいね。
すぐに駆け付けつけますからね!
といったことも忘れずにお伝えさせて頂きました!!( `ー´)ノ
▼今回ご紹介した施工事例はこちら。
本記事では触れなかった、外壁の塗装やLIXILリシェントの交換についても詳しいく掲載していますので是非ご覧ください。
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弊社では屋根工事、外壁塗装工事のみならず、外構工事や内装工事も承っておりますので、お気軽にご相談ください!