築22年:川口市 鎧張り木製外壁の塗り替え
- 外壁塗装について
- 輸入住宅の塗り替え
『築22年:川口市 鎧張り外壁の塗り替え』
1.はじめに
今回は杉板の鎧張り外壁の塗り替えについて、紹介したいと思います。
輸入住宅にお住まいのオーナーさんは必見です。
屋外で使用される木材は、10年~15年毎に定期的に塗り替える必要がありますが、木材は湿気や温度の影響で収縮し、
呼吸する性質をもっているため、適切な塗料選びが重要です。
間違った塗料を使用すると、塗膜が割れたり、剥がれたり、様々な不具合が発生します。
不具合例1.木製雨戸の塗膜の剥がれ | 不具合例2.木製外壁の塗膜の剥がれ |
こうならないように、特に屋外の木材への塗料は慎重に選択する必要があります。
2. 塗り替え前の状況
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現況の劣化状況
22年間、雨や風などの自然から住まいを守ってくれた外壁。風合いを感じます。
新築時に塗装された塗膜は、経年劣化により、耐水性を失なっている状態でした。
よく見ると釘が浮いたり、外壁が反ったりしていて箇所がチラホラ散見されました。
なので、大工さんに外壁をある程度整えてもらってから、塗装する方策と致しました。
釘で浮いている板を固定 | 釘を全数チェック! |
3. 塗料の選定:コンゾランを採用
- ポイントは造膜タイプ
他の塗料とは違い、木材のもつ性質に向いた塗膜設計になっているので、安心でナガモチです。
浸透タイプではなく、造膜型なので、色味もしっかりとつき、明るく仕上げることができる
為、この塗料を採用しました。
カラーバリエーションも豊富に用意されています。
この中から ♯551 レッド を選択しました。
4. 施工のプロセス
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木部の節や目にしっかりと塗り込み
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丁寧に何度も塗り重ねて、塗膜を造っていきます
【材料搬入】
付けることが大切です。
5. ビフォーアフターとその効果
アフター
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保護機能:屋外専用の木材保護塗料を採用したことで、長期に渡り美観と耐久性を確保♪
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美観の向上:隠ぺい性に富み、とても明るく美しく仕上がりに!
輝きを取り戻しただけでなく、また次の塗り替えまでの期間を延ばすことができました。
何事も早めのお手入れが大事ですね。
6. 外壁だけではない!輸入住宅は塗装工事が盛り沢山!
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記事の内容は外壁の塗装にフォーカスしましたが、外壁以外にも、屋根や木製サッシ、木製バルコニーなど、
ありとあらゆる部位を塗装する必要があります。今回紹介したコンゾランですべて対応できる訳ではないため、
適材適所で塗料を選択していく必要があります。
特に輸入住宅は素材の特性を深く理解し、材料を選定・施工することが大切です。
より詳しくしりたい場合はコチラ!川口市 築22年、横羽目板と木製サッシが印象的なおしゃれ輸入住宅の塗り替え(*'∀')
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記事を書いた人 見目博(けんもくひろし) 1978年 埼玉県浦和生まれ 二級建築士/一級建築施工管理技士 ナガモチ工房(N&N)代表 「お客様の求める長持ちとは何なのか」にフォーカス。 外装リフォーム業界向上のために、日夜奮闘している。 |