サイディングの上にGL鋼鈑を部分張り?
- 外壁工事について
サイディングの上にGL鋼鈑を部分張り?
西面や南面の外壁が日差しによって劣化し、サイディングが浮いてきた?反ってきた?
そんなお悩みありませんか?
今回はそんなお悩みから、西日対策を施した案件を紹介したいと思います。('ω')ノ
チラシからお問い合わせを頂き、現地調査に伺ったときのことです。
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外観
なんという事でしょう~外壁が板毎に変色してしまってるじゃないですか~( ゚Д゚)
施主さん曰く、新築当初は同じ色だったとの事でしたが、原因は不明なんだとか。。。
恐らくサイディングのロット違いと推測。。同じ種類の外壁でも製造過程により品質が違っているのかも。。
加えて、西日により、外壁の劣化が進み、所々に浮きが目立つ状態でした。
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アップしてみるとこんな感じです。
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結構酷いですね。これは。
施主さんもかなり気にしておられ、塗装で大丈夫なのでしょうか?と心配されていたので
塗装はあくまで現状維持の工事であること。ビスでもみ込み塗装により一時的にきれいになったとしても
再び浮きや反りが再発してしまう旨の説明を致しました。
その上で、外壁全てを工事するのはとても大掛かりですし費用も相当に掛かります。
幸い、外壁の浮きは一部で納まっており、現状浮いている場所のみをカバー工法とし、それ以外は塗装で対応するのは
いかがでしょうか?との提案をさせて頂きました。
こんなイメージ
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面で「張る」「塗る」を分けて行うことで現況に合ったプランとなりますし、
メリハリのついた仕上がりにもなる事を説明しました。
「う~ん。イマイチイメージが沸かないな~」と施主さん。
っという事で、後日来店して頂き、シミュレーションを見て頂くことになりました。
弊社での打合せ状況('ω')ノ
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シミュレーションは数パターン提示いたしましたが、その中から3つの候補が絞り込まれました。
【シミュレーション】
黒、グリーン、グレーの部分がGL鋼鈑でホワイトの部分が塗装になります。('ω')ノ
迷いに迷った結果、三番目のグレー(GL鋼鈑)×ホワイト(塗装)で決定しました♪
つづいて実際の施工状況です。( `ー´)ノ
足場を架設します。
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外壁の改修に先立ち、ジョイント、サッシ廻り、軒天廻り、浮き部など、全てシーリングを施します。
マスキングテープ施工状況
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プライマーを塗布し、シーリングを打ち込みます。
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シーリング改修完了!
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塗装工事を先行で行った後、GL鋼鈑を部分張します。
まずは胴縁施工
通気層を設けると共に、下地の高さを均一にする役割にもなります。
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続いてGL鋼鈑本体を張っていきます。
ニチハ センターサイディング
CS型センタースパンU(メタリックグレー)
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端部にGL鋼鈑の色に合わせた専用のシーリングを打って完了です。( `ー´)ノ
施工後
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おぉ~なんという高級感!
いい感じですね!
玄関周り
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こちらは南面の外壁です。
袖壁は正面のGL鋼鈑の色に合わせて色分けを致しました。('ω')ノOK
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全景
ビフォーアフター
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まるで新築!( ゚Д゚)
痛みが酷かった部分はこれ以上浮くことはないでしょう~
塗装とGL鋼鈑とのコントラストが個性を生み出し、まさにオンリーワンの施工事例となりました。( `ー´)ノ
施主さんからも「想像以上の仕上がりに大満足!」とおっしゃって頂きました。
改修方法や工法はさまざまありますが、下地が良い場合は塗装で現状維持。
浮きや反りが酷い場合は塗装では解決できないので、このようにGL鋼鈑やタイルなどを張る。
こうすることでまさに現況に合った改修工法となるわけです。
部分張りなのでコストパフォーマンスもGOOD!
何より、施主さんと一緒になって試行錯誤することがとても重要だと感じました。
西日や南面の日差しによる外壁の浮き等にお悩みがございましたら、是非お声掛けください。
オンリーワンのお家を住まい手さんと共に考えていければ幸いです。
▼今回ご紹介した施工事例はこちら。
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